常に安全で効率的そして最適な物流を提供する。そうした技術をもった人を育てる。浜松運送社長の村松正巳です。

さて、本日は15:00から管理者向けに「働き方改革」についての研修を行いました。
社労士の牧野剛先生にお願いしました。どこの会社もたぶん頭を悩ましているのがこの「働き方改革」だと思います。
当社も、昨秋に労基署の監査があり是正(改善)勧告を受けました。今、労基署では働き方改革に向けて、特に労働環境の悪い業界を重点的に回っているそうです。浜松運送の属する物流業界もその一つなんです。
働き方改革では労働時間の短縮が求められています。理由ははっきりとしています。長時間労働は健康に与える影響が大きく肉体的・精神的な病気の要因となるからです。
そうして、当社を含め多くの会社がこの「働き方改革」を悩ましく感じています。なぜなら、会社や仕事を大切に考えて責任感を強く持ってくれている社員の多くが、長時間労働で会社を支えてくれているからです。
こうした会社にとって宝物とも言うべき社員に「もっと働かないように努力しましょう」と頑張らなくてはいけないからです。
でも、この努力が大事なんですよね。どうしてかと言うと、みなさんもご存じだと思いますが、一流の広告代理店である「電通」でこの長時間労働が原因で労災で亡くなった方がいたからです。名を「高橋まつり」さんとおっしゃいます。真面目で頑張り屋、そして責任感の強かったこの電通の新入社員さんがうつ病を発症し自殺してしまいました。
うつ病に限りません。脳疾患や心臓疾患などの病気も長時間労働と深い関係があることが分ってきて、こうした不幸が二度と起きないようにするための働き方の改革なのです。
そうしたこともあり、浜松運送からは第二の高橋まつりさんを決して出さない、そんな決意でもって労働時間短縮に取り組みます。
そのための、まずは管理者の意識改革からということです。
長々と読んでいただきありがとうございました。
というところまで研修前に書いていました。実際に研修を受けてみると、面白い。さすがは牧野先生です。笑顔の多い研修で、まったく眠くなることもなく有意義にできました。
研修を受けたみなさん、職場に戻ってからもよろしくお願いします。

それから私事ですが、今日から５４歳になりました。誕生日なんです。パチパチ。年を取ったなぁ。

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