常に安全で効率的そして最適な物流を提供する。そうした技術をもった人を育てる。
浜松運送掛川営業所　所長の伊藤です。

今日は静岡県トラック協会主催の防災セミナーに参加しました。
テーマは『大地変動の時代』に地震・火山・気象災害のハザードをどう避けるか
-南海トラフ巨大地震と富士山噴火に賢く備えるー
講師は、京都大学　名誉教授　鎌田浩毅　氏

私は物心ついた時から、東海地震が来る来ると言われて育ってきました。
防災訓練は地区・学校・職場と様々なところでで執り行い、参加してきましたが、どうしても他人事のように感じていました。
しかし、今日のセミナーは別次元で、大変インパクトが強かったです。

【南海トラフ地震は2035±5年後に高い確率で発生する】と言い切りスタートしました。
これは地学学者の予言ではなく、予測だと。
現代の科学では余地はできないが長期的な予測はできる、それは地球ができてからの歴史であり過去からのデーターによるものだからだと言います。

東日本大震災は1000年に一度、南海トラフについては100年に一度、これが過去からのデーター。

しかも、鎌田名誉教授によると、東日本大震災の経済被害は20兆円、南海トラフは220兆円・・・10倍以上の被害を想定しています。
被害者は東日本大震災が2万人、南海トラフになると32万人を想定しています。

何をすべきか・・・自分の命を守る・家族の命を守る・会社の命を守る

それには『予測と制御』が大事なことだと言います。
知って準備することにより、いざという時にパニックに陥らないように
だから『ＢＣＰ』は重要になる。
そして復興には情報と物流が重要になってくる、物流がなければ、人は助からない。

今回の研修で改めて、我々物流業界は国民のライフラインとしての重要な役割を補っていると感じました。
自然災害などの緊急時、国や自治体と連携し、緊急・救援輸送を行うことで、多くの人の生活を助けることができるよう、未来に対して準備し、ピンチをチャンスに変えながら、自分も会社も生き残れるよう行動していきます。

鎌田名誉教授　ありがとうございました。

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